そもそも相続とは?
2025年1月の月別死亡者数は戦後最多の17万人以上になったと言われています。
死者数が増加すれば相続もそれだけ増加しています。
という訳で、今回は「そもそも相続とは?」について取り上げてみたいと思います。

よく「相続」って聞くけど、それって何なの?

人が亡くなると、必ず発生するのが相続よ
相続というと、亡くなった人の財産を相続人が貰うことだって思っている人が多いけど、正確には
「亡くなった人の財産などの権利・義務を相続人が引き継ぐ」
ことなのよ

義務っていうのは?

例えば、借金をしていたらそれを返済する義務ね

じゃあ、相続って、お金とかお家とかを貰えるだけじゃなくて、借金を返す事も相続するの?

そうよ
亡くなった人が誰かの保証人になっていたら、今度は相続した人が保証人になるの

え~っ💦
貰えることばかりじゃないんだね

そうなの
だから、もし借金が沢山あったら「相続放棄」をすることが出来るようになっているのよ

相続放棄?

私は相続しませんって「家庭裁判所」で手続きしたら、放棄する事ができるの

そうなんだ

他の相続人に「私は相続放棄します!」って言ってもそれは本当の相続放棄じゃないの
家庭裁判所で手続をしなきゃいけないのよ

それはいつでもできるの?

放棄する人は自分が相続人になった事を知った時から3か月以内に手続きをしないといけないの

結構短いんだね。
ところで相続人っていうのはなに?

法律で決められた相続権がある人のことよ
亡くなった人と結婚していた人とか亡くなった人のお子さんとかが相続人の場合が多いわね

誰が相続人になるのかは、法律で決められているんだね

そうなの
そして法律は相続人の相続分も定めているの

相続分?

誰がどれだけ相続するかの割合のことね

相続は法律で色々決められているんだね

人が亡くなると同時に相続は発生して、当然に相続人は相続分を相続しているの
でも、遺言書が残されていれば相続分は亡くなった人が決めた通りの配分になるし、
遺言書が無ければ相続人全員が話し合って、各自の相続分を変更する事も出来るのよ

相続って難しいね

そうね
相続人が誰なのか正しく理解する事も難しいしね
相続人についてはまた今度お話ししましょうね

遺言書とか相続人の話し合いについても知りたいな

法定相続分についても、またお話ししましょうね
