おすすめの日本のドラマ教えます!
2年前の大人の夏休み直前期に「おすすめの海外ドラマ」を書きましたが、未だに読んでくださる方がいらっしゃるので、今回は日本のドラマを取り上げてみようと思います。
夏休み、どこにもいらっしゃらない方はドラマでも見て、のんびりお過ごしください。
因みに、私の好みですので「料理を作って食べる」作品が多いです。それでは、良かったら見てみてください。
・天狗の台所(Amazonプライム等)
夏休み、暑い中出かけず、クーラーの効いた部屋でのんびりと過ごすのにピッタリな作品です。
舞台は現代ですが「天狗の末裔の子供は14歳になった時、1年間だけ代々隠遁生活を送る」という世界で物語は展開します。こう書くと、ファンタジー?と思うかもしれませんが、基本的には自然に囲まれて田舎暮らしを送る話しです。天狗の末裔といっても、特別何かが出来る訳ではありません。
このドラマの撮影は長野で行われました。その長野の自然と、自給自足に近い丁寧な生活は、ゆったりとした時の流れを楽しませてくれます。ホワイトシェパードの麦ことスピカもとても素敵です。
兄役の駒木根 葵汰、弟役の越山啓達、そして天狗仲間の塩野瑛久。この三人がとても魅力的です。薦めた人には教えてくれてありがとう、と感謝される事が多いこの作品は、2024年10月から第2シーズンが放送されます。美味しそうな料理を見ていると、自分も作ってみたくなります。
BS-TBSでは現在、シーズン1を再放送中です。
・きのう何食べた?(Netflix、Amazonプライム等)
よしながふみ原作の「きのう何食べた?」は連載開始からずっと読んでいまして、この作品が実写化になるというニュースが飛び込んできた時、キャストを知り、そう来たか!この組み合わせだったか!と思ったのを覚えています。まさか西島さんと内野さんがシロさんとケンジになろうとは!でした。
シロさん、ケンジ、小日向さん、ジルベールなど主要メンバーのみならず、彼らを取り巻く人達のキャスティングは本当正解だと思いますし、脚本も良く、原作ファン納得の実写化だと思います。
内容は、弁護士と美容師の男性カップル二人が同棲していて、ごはんを作って食べるというものですが、この二人を中心に色々な人間関係が描かれています。年を重ねる事による主人公達、そして周囲の人たちの変化、人間関係も見どころです。作者のよしながさんは私と同じ歳という事もあり、親の話しとか色々と共感する事も多いと感じています。実写化はシーズン1,映画、そしてシーズン2まで発表されています。今後、シーズン3も制作してくれることを楽しみに待っています。
・A Table!(Amazonプライム等)
現在シーズン2が放送中ですが、シーズン1の「歴史のレシピを作って食べる」も面白かったです。物凄く大雑把に言えば、30代の夫婦が、二人で料理を作って食べるドラマです。シーズン1は歴史上の偉人が食べていた料理を再現して食べます。シーズン2は「暮らしの手帳」の昔のレシピをもとに料理をしています。料理を作る二人と、それぞれの仕事の悩みや家族の事が描かれていきます。シーズン2は現在BS松竹東急で放送中です。このドラマもゆったりとした時間、丁寧な暮らしが描かれています。
・チャンネルはそのまま!(Netflix等)
原作は『動物のお医者さん』を書いた佐々木倫子さんで、主演は芳根京子です。語彙力が無いのか言われそうですが、とにかく、面白い!です。舞台はテレビ局で、新人たちの奮闘が描かれていきますが、そこは佐々木倫子さん。そして演じるのが好根さんなので、独特な笑いのセンスで楽しませてくれます。テレビ局の中を垣間見る楽しさもあり、テンポよく次々に見てしまいます。丁寧に作られた、知る人ぞ知る秀作といいましょうか。おすすめです。
・大豆田とわ子と三人の元夫(Netflix、Amazonプライム等)
バツ3の主人公、大豆田とわ子と離婚した3人の夫の物語。3人の元夫との関係は、客観的に考えるとファンタジーとしか言いようがないのですが(笑)とにかく随所でクスクス笑わせてくれます。松たか子、松田龍平、角田晃広、岡田将生、市川実日子、オダギリジョーなどキャストもとても良いです。
放送時に一度見ていましたが、改めてオンデマンドで見直して、やっぱり面白いなと思いました。
久々に見ると、記憶が曖昧になっていて楽しめます♪
・ちょこっと京都に住んでみた(Amazonプライム等)
京都好きな人は、数週間、京都に住んでみたいと思った事があるのではないでしょうか。私は1か月ぐらい町屋を借りて住んでみたいなと思った事があります。
このドラマは、仕事を辞めて暇になった木村文乃演じる主人公が、怪我をしたという京都に住む近藤正臣演じる大叔父の世話をするように母親に言われて京都に来るところから始まります。滞在は5日間だけなのですが、京都のお店、京都の暮らし、京都人の考え方を垣間見る事が出来ます。
この作品は評判が良かったのでしょう。その後、古舘寛治、玉置玲央も加わって連続ドラマになりました。京都の夏は暑いし、インバウンドの多さを考えると実際にはなかなか重い腰が上がりませんが、これを見ると、京都に行ったような気分になれます。
・エルピス(Netflix、Amazonプライム等)
ここまでお薦めしてきたのは、料理と癒し系だったので、ここでちょっと方向を変えてみました。
割と最近放送されていた作品ですし、再放送もあったりしたのでご覧になった方も多かったと思います。
この企画を立ち上げて7年かけて漸く放送に漕ぎつけたドラマと聞いています。脚本家の渡辺あやさんは注目している脚本家の1人です。テレビ局、権力を持つ者、報道についてと色々考えさせられるドラマです。
・ゆりあ先生の赤い糸(Netflix等)
原作は手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞しています。余談ですが、この賞はよしながふみの「大奥」羽海野チカの「3月のライオン」野田サトルの「ゴールデンカムイ」なども受賞していて、対象が幅広くて選考者の視点が面白いと思っています。これぞ多様性。因みに、どの作品も好きです。
本作は、菅野美穂演じる刺繍の先生「ゆりあ」を中心に物語は語られていきます。ある日夫が倒れて、それまで平穏な日々だと思っていたのが一遍。彼女が知らなかった夫の交友関係が怒涛のように明らかになり・・・家族とは、愛とは、生きることとはについて描かれた作品です。
個性的な登場人物が沢山出てきます。多様性とはこういう事だなと思わされる作品です。
それでは、良い夏休みをお過ごしください。